おがたんぶら

Jun 4, 2009 8:53pm
May 27, 2009 9:47pm

まみちしき0528

corpse_cr魚の目、とみんなが読んでるアレ。正式名称は鶏眼(けいがん)つまり鶏の目なんだ。鶏より魚のほうが普段目にしやすいから想像しやすいから魚の目のほうが浸透してるんだろうね

http://twitter.com/corpse_cr/status/1942094560

gouzouそういえば『赤い靴はいた女の子』って函館の子なんだね。初めて知った。

http://twitter.com/gouzou/status/1942007828

gouzou.@oga_ttsu @corpse_cr や、函館で貧しさのために異人さんに預けられた女の子だったんですけど、外国で養子として育てられるはずが横浜で病にかかっちゃってそのまま横浜の修道院に入れられて、病気が治らず9歳で亡くなっちゃったとか。「つれられていった」のは函館港から。

http://twitter.com/gouzou/status/1942038881

Libittsジンギスカンとか歌っていたのはもともとドイツのロックバンドなのだそうだ

http://twitter.com/Libitts/status/1944914095

May 26, 2009 11:40am

仙丸Pの長い独り言(090526)

仙丸P(http://twitter.com/JAXX_NYOLONE)の
http://twitter.com/JAXX_NYOLONE/status/1923418599

↑から始まるPOSTのまとめ


どなたかがTLで紹介していたので見てみたが、非常に衝撃を受けている:日本で「働く」って事に対する敷居の高さ。http://bit.ly/er6yJ

ちょうど今日、体調崩してウンウン唸りながら、なんとなく「トヨタや電通やマスコミですら赤字ということは、既存の勝ち組が負けつつあるってことだよな? となると、歴史的には新たなチャンピオンへの新陳代謝が起こるはずなんだがその兆しはない」

ていうか、大企業入っても業績悪化で現場に皺寄せが来て残業24時過ぎでボーナスカットってじゃあどうすれば幸せになれるの?」

「つか、日本って世界二位の経済大国だよな? それでこの有様ってことは三位以下は死んでるの?地獄なの? いや、でもそんな話は聞かないな。アメリカは悲惨なようだが日本はアメリカのマネをしてこの有様なわけだし」

「成長途中のアジアはまぁ置いておくとして、成熟経済なのは日本だけじゃないよな? 日本はもう成長期が終わったんだから、ナウ成長中の国と比べても仕方が無い。参考にするなら過去のチャンピオン、例えば、スペインやイギリス」

「現チャンピオンのアメリカの金融資本主義がgdgdで、次のチャンピオンが中国だとして、それはまあいい。問題は、アメリカの真似をしてきた日本の今後の身の振り方だ。アメさんがコケるのにあわせて一緒にコケるってのは困るでよ」

「詳しくは知らんが、北欧とかオランダとかデンマークとか、あとブログ先に書かれていたオーストラリアやシンガポールも日本のような酷い労働環境じゃあないようだ。なぜ? 汗水たらしてストレス溜めて会社に尽くしてなぜ儲からないの日本? ゆっくりしている国はなんでゆっくりでおkなの?」

糸井重里さんが「ほぼ日」で何度も書いている。「日本は、ぼくが若かった頃に比べて格段に働くのが難しくなっている」というわけで、イトイさんなりに就職論とかにも取り組んでおられるが、それも地獄でのサバイヴ術みたいにちょっと見えてしまい、そもそも何で地獄なのホワイという疑問は残る。

途上国とかでは生きることも精一杯な人たちや子供たちがいることは知っている。でも「それに比べて日本はまだ恵まれている」という議論は違うだろう。スラムにはスラムの苦しさが、あるのはわかる。でも、日本は「先進国」じゃないの? なんでサビ残休日出勤なの?

斜め読みだったけど、小林よしりんがかなーーり前にゴー宣で「アメリカのホワイトカラーが食えなくなってきている」ということを書いていた。松井証券の松井社長も「アメリカではホワイトカラーがレイオフされてマックで肉を焼いている」と言ってた。どっちもたぶん10年以上前。

僕はロックが好きなので、それ絡みでイギリスの若者が60年代半ばからけっこうファッキンな状況に置かれているのをいろいろ読んだ。フランスもしょっちゅう労働組合がデモやってるよな

日本史を辿ると、江戸時代っていうのはいわゆる勝ち組のお侍たちがかなり死ぬ思いだったらしい。お大名は縛られたルールの中で領国経営しないといけないし、そもそも商売が苦手なように自分たちを躾けちゃっているし。

版籍奉還がスムーズにいったのも「地位と収入は保証するから大名辞めて」という勧告が、すっげーしんどい思いで大名やってた諸侯のにとってオイシイ話だったからだという。

幕藩体制では付加価値が産みづらいし、生む能力もない。そんな状況の大名=経営者と侍=サラリーマンたち。一方で江戸などの都市住民はそれなりにうまくやれてたらしい。「付加価値を産むのを制限する」なんて変な規則はなかったし。

糸井重里さんは常々「落語の中の登場人物みたいに生きられれば」と言っているが、それはご隠居や熊八のことであり、お侍のことではない。

今の日本の大企業サラリーマンの姿は、文化文政、あるいはそれ以降の閉塞しまくった大名やお侍の姿に見える。でもこれは、室町の混乱から戦国を経て辿りついた大革命である江戸時代が閉塞しきった時代。けっきょく、最後は外圧ヤベェということで田舎者たちが明治時代を作った。

明治時代を作ったのは関ヶ原で負けた薩長土肥の田舎侍。伊藤博文にいたっては足軽以下だったけ? いずれにせよ、「清く正しい社会人のレール」とは無縁な人たち。伊藤博文なんかは今で言えば高卒フリーターくらいか?

一方、関ヶ原の勝ち組である関東の譜代大名たちからは革命家は出ていない。というか、司馬遼太郎曰く、教養レベルで地方に圧倒的に負けていたらしい。江戸を中心としたトップの「おとりまき」だから、勝ち組の中の下っ端っていうのが一番タチが悪いのは今も昔も同じ。

日本では公家的日本人と武家的日本人が交代することによって歴史が動いてきたと井沢元彦氏が言っている。平安→鎌倉の革命で、中央・搾取階級の公家から地方・現場の武家に権益が移った。

でも室町時代には鎌倉の残滓の武家が公家かして、やがて戦国大名に取って代わられる。彼らは「民政」つまり、自分の土地を守る「一所懸命」レベルだった鎌倉武士よりさらに上の概念「成長と生存のために公共の福祉に尽力する」ということをやった。

そして、安土桃山時代に至って、大化の改新以降の制度がようやく全部ぶっ壊れる。荘園制を否定する検地や座を否定する楽市楽座など。大衆も武士も「頑張れば報われる社会」の到来に狂乱した。

が、市場は無限に成長するわけではない。秀吉の朝鮮出兵は一説には国内経済だけでは大衆の欲望に答え切れないため、海外に新たな日本人の稼ぎ場を作るためだったともいう。ちなみにヨーロッパは大航海時代を経て資本主義・植民地主義な頃。

で、結局朝鮮出兵は失敗=大衆の欲望に答えられなくなった。この辺は元寇の後の得宗北条家もハマった罠。どうする? そこで家康→家光のラインでかましたのが低成長経済へのシフト。

「頑張れば、武家には土地と権力が、庶民には金がいくらでも」という時代から「頑張らないと土地と権力を奪うぞ」という減点式への移行。欲望膨張を止めるには、これはまぁしゃーないし、それなりにうまくいった。

しかし、武家政権であり国民国家政府ではなかった徳川幕府は庶民までは統制できない。その結果、商人に武士が頭を下げて、武士は頑張って頑張って現状維持もやっとという状況になる。

さて、ここで当てはめてみよう

武家=現在のサラリーマン、江戸商人=金融資本主義と。紀伊国屋文左衛門みたいな人の神経を逆なでする類の金持ちは出る杭は打たれるシステムで没落したが三井の越後屋なんかはうまいことやった。現代ではホリエモンが似てるよね。

頑張っても頑張ってもようやく現状維持、悪くすれば転落でやり直しが効かない、という意味では、江戸中期以降のお侍さんを取り巻く状況と今の大企業サラリーマンを取り巻く状況は非常ににている。

じゃあ、江戸時代のお侍さん以外の庶民はどうだったかって? それは浅学ゆえよくわからんので語れません。

ちょっとポイントを整理します。

平安時代:貴族による荘園制。庶民は完全搾取。政治なにそれおいしいの状態。庶民は生存権も財産権もヤバい。

平安時代後半:「武士」の誕生。ここで言う武士っていうのは「生存のために自衛した武装農場主」なので、江戸時代の武士と混同してはいけない。国がダメダメだから自分たちでなんとかしなきゃ。と頑張ったお百姓さんたちのリーダー格なもの。

鎌倉時代:一切政治を省みないで庶民とか眼中に無い公家&公家社会に取り込まれた平氏を潰して、「真面目に働けばメシが食える」「自分で耕した土地から取れたものは自分のもの」という当たり前のことを成立させるために貴族の倅を担いだ関東の武装農場主による革命

だから、鎌倉時代=源氏政権というのはちょっと違う。源頼朝はただの神輿。ただ、優秀だった(=自分の支持者たちのニーズを把握していた)ので最後まで担がれた。義経はそこんとこわかってなくて平氏と同様公家に取り込まれたので殺された。支持者のニーズがわからなかったんだね。

※さっきからウゼー話を垂れ流しておりますが、ごめんなさい。完全に脳内ジャムセッションで書いているので破綻アリアリっぽ。結論はまだか

結局、鎌倉幕府というのは「現場(武装農場主)のニーズ」を満たすための政権。なーんもせず搾取するだけの公家とかマジウゼェって現場が怒った。でも公家はなんかわからんがエラいので逆らうと平将門みたいに消される。そこで天皇家の血を引く源頼朝を担いだ。

たまたま頼朝は優秀だったので鎌倉幕府=源頼朝ってイメージがあるけど、頼朝の血は三代で途絶える。でも幕府は続く。「平氏」の得宗北条家によって。つまり、武士は源頼朝の家に忠誠を誓っていたんじゃなくて、自分たちのニーズを満たしてくれる人ならだれでもよかった。

こうして、「関東の武装農場主」たちの「ニーズ」を満たす形で鎌倉幕府はけっこう上手いこと続く。このシステムを象徴する言葉が「一所懸命」。先にも書いた「現場が頑張ったものは現場のもの」を認めてくれる人(御恩)には従う(奉公)するよ! という契約。

ところが、この契約が崩れるのが蒙古襲来。武士すげー頑張った。でも内戦じゃないから報償がだせない。武士切れた。「頑張れば頑張った分を保証してくれるから担いだのによー!」→権力闘争→足利尊氏登場。

室町社会の成立は、平安→鎌倉と違って社会革命の要素はない。「武士:褒美くれないなら逆らうぞ!」「得宗北条家:うるちゃいうるちゃいうるちゃい! ころちゅ!」→有力御家人消される→後醍醐天皇とかが公家の復権を目指す→

→クビを狙われていた有力御家人である足利氏、危機感を抱く→後醍醐天皇に乗っかる→鎌倉幕府消滅→「武家:褒美は?」「公家:ねーよwwwこれからはまた平安みたいに公家の世だよwww」→「武家:よし殺す」→室町幕府

というわけで、室町幕府というのは革命政権ではなくて、ニーズにこたえられなくなった得宗北条家とニーズに応えることを求める武士&どさくさまぎれで復権を狙う公家&あわよくば北条家に取って代わろうとする有力御家人による権力闘争。

だから、誰だか忘れたけど有名な歴史作家が言ってた「南北朝を書こうとする作家はだいたい詰む。なぜかというと、調べれば調べるほどクダラナイ争いだということがわかり、ドラマにできないから」

さて、ようやく結論にいけるかな。

だがここで、ドラマの主人公になりそうな男が一人いる。楠木正成だ。

楠木正成はぶっちゃけよくわからん人だ。しかし、貨幣経済の進展と荘園制の侵食、すなわち「土地大事な鎌倉武士&荘園抱えてる公家」の両方が弱ってきた隙間に登場した「悪党」の一人だと言われている。

ここで楠木正成は後醍醐天皇についたことで戦前までは忠臣と呼ばれるわけだが、それはどうでもよくて、注目したいのは社会体制と経済体制における彼ら

すなわち「悪党」の立ち居地。ちなみに「悪党」っていうのは誰にとって悪党かというと、「一所懸命」で土地にしがみつく鎌倉武士や荘園制に寄生する公家や寺社にとっての「悪党」。

公家=権威による搾取階級にも武家=土地による搾取階級のいずれにも属さず、どちらのルールをも無視して稼ぐ奴ら。今の我々の感覚からすると、公家=政治とか論外 鎌倉武士=武士の既得権益を保護する集団 の方が悪いように思える。実際悪いと俺も思う。

この時点での鎌倉武士と江戸の侍は「頑張って先祖代々の既得権益を認めてくれる人に忠誠を誓う」という意味で類似性がある。もっとも、鎌倉時代には武士道はないので江戸時代の方が「より洗練されたマゾヒズム(犬)」ではあるけれど

話が江戸まで戻ってきたところで一気に平成のナウにも戻る。今の日本のサラリーマンは「御恩と奉公」の鎌倉システムと「君が君ならざれど臣は臣たるべし」という江戸侍のマゾヒズムの矛盾の中にいる。

「頑張って働けば給料あげるよ!」「うん頑張る!」というのが社会成立の要件なのに、それが「頑張って働かないとおめぇの席ねぇから!」「ひぎぃ! やぁらめぇ!」というのがナウ社会。

んで、封建時代に「やってられっか!」とやらかしたのが「悪党」という人たちで、公家からも武家から「あいつらマジウゼェ」と睨まれる。でもこの「ルール無用」をやらないと立ち行かなくなっていくため、先進的武家はルールと折り合いをつけながら悪党的やりかたも取り始める。

これすなわち「戦国大名」の成立である。そういう意味では、「地侍も国人も公家も寺社も、平安鎌倉以来の既得権益集団はみんなぶっつぶす」をやらかした織田信長は史上最大の悪党といえる。だからあんだけ大量の敵を抱えるハメになったんだね。

で、だ。よーやっと現代に生きる自分たちに話を結び付けられるとこまで来た……かな? 先にも書いたとおり、戦後から頑張ってきた現行の日本のシステムはなんかヤバくなってきた。既得権益集団まで赤字になってきた。電通や朝日新聞やトヨタがヤバいとかどんだけ。

そもそも、今の既得権益集団は過去に前の時代の既得権益集団をやっつけた「元ベンチャー」なわけで、つまり、新陳代謝の時期がきたっぽいわけです。平安→鎌倉→江戸→明治→戦後→イマココ。

となると、イマココにいる我々としては、なんとかしがみつこうとする老チャンピオンにこき使われて一緒に沈むよりも、「悪党」になって老害をプギャーさせて時代を切り開こうぜー、という気分になりませんか?

でも、自分を含めてほとんどの人は既存の権威がつくったモラルでモノを考えるので「悪党」の萌芽である人というのは自分を含めた普通の人たちにとっては「うぜぇ……」と思ってしまうはず。

ということは、ですよ? 常識に縛られている我々の眼から見て「うぜぇ……」「うまいことやりやがって……」とけまらしい連中こそが、次の時代への扉の鍵を開ける人々だということになりませんか?

あ、ご安心ください。だいたいそういう「先駆者的悪党」は既存常識からの「うぜぇ……」という嫉妬によって消されますので今ウザい人は消えます。織田信長は天下を取れなかったし、紀伊国屋文左衛門もホリエモンもこけた。

日本人の「出る杭を打つ」体質は、逆に言うと「甘い汁ちゅーちゅー吸う奴」や「ヤバい独裁者」を消すという効用もあったりするわけで、実は社会のバランサーとして役立っていたりする。

「悪党」は結局時代の仇花で、悪党的なやり方を自分の支持者のニーズと旧社会とのしがらみを考慮しながら取り入れたのが「戦国大名」として成功したわけで、先駆者はこける。

ということは、我々はすべきことは「うまいことやりやがってうぜぇ」という人のやり口を、うざく無いように洗練させて模倣することにある。なんか汚い? いやいや、信長のあとに秀吉が、秀吉のあとに家康がやったことじゃないですか。

さて、皆さんにとって「うまいことやりやがって、妬ましい……」と思える人はいますか? 奴隷にされないためには、そこにチャンスがあります。

ただ、単にマネをするだけでは自分も妬ましがられる対象になって歴史の中に消えるだけなので、「公共の福祉」や「新たなるモラル」考えないといけない。これが、紀伊国屋文左衛門がこけて三井の越後屋が残った理由。

僕のTLにはクリエイトする人たちが多いので、クリエイトの世界を見てみましょうか。

なんか、アニメはずっと貧乏ですよね。出版も不況と言われて久しい。ゲーム業界も縮小傾向。エロゲ市場は言うまでも無く

ていうか、クリエイト市場の黒幕である大手マスコミと広告代理店がこけたということは、マスコミ・電博・ニッパントーハン・音羽一ッ橋を頂点としたクリエイトのピラミッド構造が揺らいでまさに革命前夜なんじゃね?

で、この革命前夜であるナウ、甘い汁ちゅーちゅー吸って儲けているのは誰だ!

と、ここで名指しで実例を挙げたいところだが、チキンな私にはそれができない。さすがに現在進行形の話になってしまうと、ね……。お察しください。あるいはDでこっそりと。

ていうか、ちょっと考えればわかりますよね。クリエイト業界で、ピラミッドの束縛の外にいて、嫌われてウザがられていながらガッツリ儲けている人たち……

いや、皮肉で言っているんじゃないですよ。先駆者エラい。妬ましい=賢い。 でも、先駆者は「狡兎死して走狗煮らる」

ちなみに、この理屈は日本史だけじゃなくて、一応産業史の裏づけもとってあるつもり。産業革命初期に機械化を導入した人たちは手工業職人にフルボッコにされてろくな死に方してないんです。マジで。これは大学でちゃんと勉強したお話。

とはいえ、実例を挙げないと説得力ないですよね。じゃあ、当たり障りの無いところからとりあえず一つ。

例えば「ブックオフ」。既存の書籍流通からすれば、これほど分かりやすい「悪党」はいない。取次を中心とした再販制度で動いていた出版業界を思う存分揺るがせた。

でも、「ブックオフ」は現在の主権者である「消費者」のニーズをがっちり掴んだ。多少くたびれてはいても、それなりに綺麗な本が書店の半額とかで買える。ていうか書店って注文しても本なかなか来なかったり不便だったわけで。

ぶっちゃけ、出版業界のシステムというのは出版業界人のためにあるのではなくて、付加価値を生み出すクリエイターのためにあるべきもの。だけどなんか目詰まりしている。だから、潰れちゃってもかまわない。鎌倉幕府が潰れても室町幕府が潰れても百姓にはどうでもよかったのと同じ。

で「ブックオフ」ですが、「消費者」のニーズは満たした。でも、「制作者」のニーズは満たしていない。だから責められる。既存の出版システムも「制作者」のニーズを満たしていないけど、「ブックオフ」はもっと満たしていないので叩かれる。

結局、ブックオフにはつい先日の5月13日、既存の出版・印刷大手の資本が入りました。さて、これが出版・印刷大手の既得権益確保へと時代逆行に動くのか、あるいは消費者と制作者のニーズを満たす新体制の革命を起こすのか、どうでしょう?

鎌倉幕府は「武士(武装農場主)」のニーズを満たし、織田信長は庶民のニーズを満たした。基本的に、時代のニーズを満たした人が次の王座に座る。これはたぶん普遍。

では、コンテンツ業界におけるニーズの 主権者は誰だろう? 価値を生み出す人とお金を払う人、すなわち「制作者」と「消費者」ですよね? で、現状は「消費者」のニーズを満たすサービスはたく さん生まれてきた。ようつべやニコニコもそうだし、極端に言ったら異邦P”Pもそう

あ、違法P2Pね。 ともかく、コンテンツがどんどんタダで手に入るようになっている。じつに「悪党」的だ。「座」や「株仲間」に相当する「再販制度」「放送免許」に守られてきたコンテンツ業界の親玉たちにしてみれば、まさに現在進行形でウゼェ相手。

でも、ようつべやニコニコの中の人も馬鹿じゃないので、その辺はうまく折り合いをつけようと努力しているのは皆さんご存知のとおり。「悪党的段階」から「戦国大名的段階」への移行がまさに我々の目の前で起こっているわけです。革命ナウですよ! 革命!

ところが難しいことにその恩恵が「制作者」にまで現状では及んでいないのが歯がゆいところ。ニコのうp主さんなら一度は夢見ませんか? 「いい動画をうpしたら、それに応じてお金がもらえればなぁ」って。だがそこまでには届かない! 隔靴掻痒!

つか、「業界」なんていうのは「制作者→消費者」の間をつなぐエージェントなわけで、産地直送が実現するならいらない子なんですよね本来は。でも、エージェントが現場の制作者が作った付加価値をもってっちゃう。

この構造って、荘園領主が初期武士(武装農場主とその一族郎党)が生み出した付加価値を「権威」を持って奪い取ってしまう構造と似ている。

もちろん、「業界」がエージェントとして優秀に機能し、「現場=制作者」に付加価値を提供しているうちはこのシステムは機能する。鎌倉幕府における「御恩と奉公」のように。でも、現状はかなーり目詰まりナウ。

となると、現場はどうすればいいのか!? 搾取されて奴隷化するか、システムから逸脱して「悪党」になるか。実際、商業で名前を売って同人で稼ぐっていう作家さんは、かなり「悪党」的だよね。

「ブラックジャックによろしく」騒動なんかも、エージェントとして機能不全に陥った「業界」に対して、現場が真正面から反逆した例なわけで、そういう意味では将門様に似ているともいえる。

とはいえ「悪党的同人作家」さんが人気作品のエロ同人で儲ける場合、単に「荘園領主=機能不全のエージェント」である出資者の権益を脅かすだけならともかく、その行為が「出資者の奴隷」の救済に及ばない利己的行為にしかならないので、やりすぎる人は嫌われる。

ようつべなどのネット動画配信とかエロゲの割れとか「消費者による悪党的行動」だけど、それは無能なエージェントへの反抗であると同時に、現場でコンテンツを作っている人たちの利益まで損ねてしまうから毎日のように喧々諤々なわけで。

「アニメーターの年収が云々」というつい数日前にHOTだった話題もここでループしている。「作る人」と「金払う人」の両方のニーズを満たして初めて革命は成立する。でもまだうまくいかない。だから揉める。

「アニメーターとか漫画家とか好きで やってるんだから勝手に飢え死にしろよw」的な書き込みもあるけど、本心でそう思っている人はいない気がする。罪悪感の裏返しじゃないのかな? こういう 方手落ち状態のことを経済学の用語で……なんというか忘れた。けど、革命前夜にはよくあることなんです

なので、大局的に見れば、「制作者」と「消費者」つまり、「付加価値を生み出す人」と「付加価値に対価を払う人」の両方のニーズをもっとも満たす仕組みを作った人が次の時代のチャンピオンになります。ニコニコ動画とか、現状ではかなりいい線きてますよね。

起業家を目指す人は、そっちの路線から革命をすればおk。電博・キー局・音羽一ツ橋・ニッパントーハンによるコンテンツ流通ピラミッドをひっくり返した革命家として経済史の教科書に名前が残るでしょう。でも、そこまではいかない我々庶民はどうする?

その一つは、先にも述べたとおり「悪党的手法」に「公共の利益」と「新時代の倫理」を加えた企業を起こす・属することでしょうね。「ほぼ日刊イトイ新聞」とか、かなりイケてると思います。

あとは既存の枠組みの中でも、「有能なエージェント」であれば淘汰される必要はないわけで、それを目指す手もあります。詳しくは知らないけど「よつばスタジオ」「スタジオジブリ」とかがこの辺? クリエイター&エージェントの幸福な関係が成立している中小企業

現状の枠内での改革だと「ビジネスに理解がある制作者」と「制作者を尊重するエージェント」の組み合わせ、そしてその組み合わせを成立させる人材に自分自身がなることを目指せば、幸福になれるかもしれない。一般企業だとホンダとか近いのかな?

まぁ、なんということはない。結局それって「成功するベンチャー企業に必要な人材」の話じゃね? といわれればその通り。あたりまえすぎるお話で、長々書いた結論がそれかよ、と言われるとゴメンナサイとしか言いようが無い。

ただ、これはあくまで一例であり、なおかつ現行の枠組内での方法論。枠をぶっこわす「悪党的展開」を狙うなら、もっといろいろ面白いやり方があるかもしれない。マスコミにとっては、ブログや2chなんて、まさに「悪党」だしね。

そういう意味で言うと、人気クリエイターを輩出しても、彼らが社員として残り、うまく回っているエロゲ会社とか、ケーススタディとして非常に面白いと思う。普通は人気出たら独立したり同人書いたりするよね。社員やるよりそっちの方が儲かるから。

途中からコンテンツ業界の話がメインになってしまったけど、一般企業の普通のサラリーマンはどうしよう? 金銭はともかく幸福のためのツールとしては「ニコニコ動画」や「twitter」はかなりいいよね。会社や学校以外の人生をかなり豊かにしてくれる。「制作者」にも

クリエイトとコミュニケーションという 人間の高次の欲求を満たす、非常に優れた「場」だと思う。我慢できる程度のしんどさで、まぁまぁのやり甲斐と給料が与えられる企業に属しているなら、もう これでええんちゃうか? とも思えてしまう。 いやなら先に書いた類の起業のメンバーになるとか。

問題は現行の労働システムから漏れちゃった人なんだよなー。俺もだけど。一度落ちると戻れないうえにシステム崩壊進行中の過渡期だからブラック企業多いし。フリーター・派遣・ニートから「それなりに幸福な職場」にたどり着くためにはかなり大変そうだ。どうしよう俺、ねぇ?

となると、冒頭で紹介したブログの人み たいに国外脱出とか、そういう「悪党」的な搦め手を頭を使って考えるってことになる。俺もそーする。ていうかそうせざるを得ない。レールに乗り損ねた分を 補うキャリアを勝手に自分で構築してセールスする。少しでも面白いと思わせればしめたもんだ。

そういう意味では、このTLにいる人たちは十分に「オモシロ付加価値のタネ」を持っているわけですよ。あとは、それをニコニコだけでなく、面接の場でもうpして一発当てりゃいいわけで。

僕が長々ダラダラと書いているこの文章も、元手の知識は「経営学」と「日本史」だけ。こっからあれこれくっつけたりこねまわしたりして、俺含む「現行の労働システムからドロップアウトしちゃった人」が幸福なる方法を考えているわけで。

逆に言えば、本当は既存組織の側がニートやフリーターや派遣の中にいる「おもろい悪党」を拾い出すセンスがあればいいんですけど、さんざん例えに出した崩壊した歴史上の政権たちと同じように、いままさに硬直して崩壊中なので、それができない。

一方、ニート・フリーター・派遣さんと かも現状への愚痴で留まっていたらそこまでだと思う。「俺はオモロイ悪党でっせ」という売り込み……というとアレだけど、ニコニコ動画という「場」だけで なく「就職市場」という「場」にうpして、面接官や経営者を「信者」にしちまえば逆転の目はあるわけで。

実際、「究極の悪党=革命家」である織田信長の重臣の半数はドロップアウト組だったりするわけですよ。羽柴秀吉に明智光秀と滝川一益。悪党的経営者と悪党的社員による既得権益の崩壊のドラマなわけですよ。織田軍団の歩みというのは。

昨日ぽんぬPとも話したんですけど、ニコニコでうp主やっててTwitterでふぁぼられているような人って言うのは、十分に悪党の素質が既にあると思うんですよ。それを身内やネットだけでなく、市場に放り出して香具師口上で客を呼ぶ。これが勝負のしどころだ。

だいぶ現実的な話になってきましたよね。ここまでくると「じゃあお前はできるのかよ」とツッコまれてもおかしくない。まだできてませんサーセン。

でも、とりあえず道はある。やり口はある。経営者だって馬鹿ばかりじゃない。みんな色々考えている。自分ひとりが落ち零れているわけじゃない。レールに乗れても苦しいご時世、智恵を絞って、いっそ搦め手から攻めてみませんか。

と、まぁ。これで終わり……かなぁ。「オチがしょぼくね?」って気もするけど、具体的にどうすればいいかのエッセンスは長々と述べてきた中に散りばめたつもりです。読み返すには極めて面倒くさいかもですが。

あとは、個々人で、それぞれのやり口を考えていただくということで……。僕も考えますし、ていうか、エロゲのシナリオライター(しかも年齢的に出遅れ)というエグいところで足掻いている最中ですし。

ただまぁ、革命の過渡期っていうのは、体制側の人間も必死なので、体制側についても悪党を目指しても死屍累々になるのはある程度仕方が無い。生きていくのがしんどいのも人類始まって以来なかなか解決してないし。

でも、奴隷や負け犬で甘んじなければい けない……ということは「あってたまるか!」と思うべきだし、甘んじてはいけないと思う。人間は、その運命と可能性の限界まで幸福になる権利がある。家庭 や子供も持てないような現体制に従うくらいなら悪党になって搦め手からいきましょうや。

不満・不公平・不均衡の反対側には、それを何とかしてほしい! という焦がれるようなニーズがある。そして、そのニーズを満たそうとする人たちもいる。逆転の目は、そこにある気がする。いずれにしても大変だけど、やられっぱなしよりは……いいよね?

おしまいっ!

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